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別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

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母秋子と娘名雪。其の一

母秋子と娘名雪1-1
雨が降っていた。
バケツをひっくり返したような、という表現が実にふさわしい、
文字通りのどしゃ降りだった。
日の出からは既に相当な時間が経っているはずなのだが、
空は一面黒い雲に覆われたままで、明るさはまるでない。
その暗い空からは、今も尚雨が激しく降り続いている。

「はあ……」 
そんな激しい雨の降り続く外の様子を、
水瀬名雪は居間の窓辺に立ってぼんやりと眺めていた。
清楚な感じのする白いノースリーブのワンピース姿も、
燦燦と陽光の照りつける最中にあっては涼しげに見えるのだろうが、
この雨天下にあっては逆に寒々しい雰囲気を醸し出している。
「あら、どうしたの名雪? そんなところに立って」
「あ、お母さん」
 
とそこへ、名雪の母親である水瀬秋子が通りかかり、
窓辺でぼんやりと庭先を見ている娘の様子を訝しく思って声をかけた。
「何を見てるの、名雪? 何か面白いものでも見える?」
「ううん、別に大したものは見えないよ。雨がいっぱい降ってる以外にはね」
「そう……」
 
いつの間にか秋子も窓辺に近寄り、
名雪と一緒になって雨の降りしきる庭先を眺めていた。
秋子の服装は名雪とはまた違う、
落ち着いた感じの黒いノースリーブのワンピースだった。
「すごく降ってるわね、雨」
「そうだね」
 
しばしの沈黙の末、秋子が何気なくぽつりと漏らすと、
名雪も同じように小さく呟き返す。それからまた、
どちらからともなくしばらく黙りこんだ後、今度は名雪から発言した。
「こんなことなら、もっと遅くに起きてもよかったかもしれないね」
「だめですよ、夏休みだからってあんまり寝坊ばかりしてたら」
「うん、わかってるよ。ちょっと言ってみただけだから」

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  1. 2014/06/23(月) 20:54:47|
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母秋子と娘名雪。其のニ

母秋子と娘名雪2-1
「とっても可愛いわよ、名雪。よく似合ってるわね」
「うん、ありがとう。そう言うお母さんだって、とってもよく似合ってるよ」
「そうかしら? 実際に着てみたらちょっと派手な感じもするんだけど……」
 
歳がいもなく大胆な水着を選んでしまったことに、
秋子は今更ながらに羞恥心を覚えて頬を紅く染めて申し訳なさそうな顔つきになった。
そんな母を慰めるべく、名雪は力強い口調で訴える。
「そんなことないよ。もしもわたしが男の子だったら、
 絶対にお母さんのこと放っとかないよ。
 こんなきれいな人を相手にしないなんて、人としては不出来だよ」
「そう――嬉しいことを言ってくれるのね、名雪は」
 
娘の言葉に励まされ、秋子はようやく普段の明るい優しい表情に戻る。
そしておもむろに名雪の顔に自分の顔を寄せ――いきなり唇に軽くキスをした。
「お、お母さん!?」
 
突然そんなことをされた名雪は、当然の如く目を白黒させ、
口元に手をあてがっておろおろするばかりだった。
しかし張本人の秋子はまるで他人事のように微笑んで、
「褒めてもらったお礼よ」
 
と言ってのけた。それを聞いて名雪も何か含むものがあったのか、
悪戯っぽい笑みを浮かべて、
「だったら、わたしも」
 
と言っておかえしとばかりに、秋子の唇にキスをし返した。
「可愛いって言ってくれたお礼だよ」
「うふふっ、名雪ったら」


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  1. 2014/06/23(月) 20:50:14|
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母秋子と娘名雪。其の三

母秋子と娘名雪3-1
その言葉を裏付けるように、秋子の秘部も水着越しに触れてもはっきりとわかるほどに、
湿り気を通り越して濡れていた。
「だからね名雪、2人で一緒に――いいでしょ?」
「う、うん。お母さんがそう言うんだったら、わたしも……」
「ふふっ、素直な名雪は好きよ」
 
言うが早いか秋子は指を水着の内側へと素早く潜り込ませ、
熱く潤った名雪の秘部の入り口に直接触れた。
「んああっ! い、いきなりはずるいよぉっ……」
 
名雪は拗ねたように言ったが、決して本気で嫌がっているわけではなかった。
その証拠に、秋子が触った途端に割れ目の奥からは多量の液が溢れ出し、
水着の隙間からこぼれて太腿へと伝っていった。
名雪もすぐに気を取り直し、お返しとばかりに自分の右手を
秋子の水着の中へ差し入れ、陰毛の奥にある大事な部分に触れてみた。
「はああっ……」
 
艶めかしい声を上げて、秋子が身をぶるぶると震わせる。
名雪が触れたその部分も、彼女のと同様に熱く粘りのある液でしっとりと濡れていた。
そして2人はどちらからともなく、互いの濡れた秘部を指で擦り合っていた。
「ああっ、ああっ……お、お母さぁんっ……」
「はあっ、はあっ……な、なゆきぃっ……」
 
秋子の指は名雪の陰核を皮の上から摘まんで刺激し、
名雪の指は秋子の膣口に差し込まれて温かいひだを擦っている。
どちらの股間も既にぐっしょりと濡れそぼり、
指の動きに合わせて2ヵ所から同時にくちゅくちゅという音が、
2人の荒い息遣いと喘ぎ声に混じり合って聞こえてくる。
「んっ、んふっ……ふうっぅんっ、んふぅっ……」
 
さらに2人は秘部を指で弄るだけでは物足りなくなり、
互いの胸を押し付けて擦り寄せ合い、
唇をも重ねて激しいキスまで繰り広げるに至っていた。
水着の内側に潜り込まれた指の動きにも拍車がかかり、
興奮のあまり体感温度も少しずつ上昇していく。
そんな中、名雪の背中や首筋をしきりに弄っていた秋子の左手が、
不意にお尻の方へと伸びて水着の上から柔らかい肉をむんずと掴んだ。
「えっ? な、何?」

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  1. 2014/06/23(月) 20:46:25|
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母秋子と娘名雪。其の四

母秋子と娘名雪4-1
名雪に最後まで言わせることなく、秋子はあっさりと了承した。
彼女には娘が何を望んでいるかが瞬時にして理解できたのである。
秋子はゆっくりとベッドの上に身を横たえ、
脚をやや大きめに開いて名雪を誘った。
「いらっしゃい、名雪」
「う、うん……」
 
小さく頷き、名雪は秋子の上に跨るような格好になった。
自分の尻を秋子の顔面に突き出し、自分の顔を秋子の股間に埋める格好――
いわゆるシックスナインの体勢である。
「はあ……」
 
1つ大きな息を吐き、名雪は母の水着に手をかけ、
サイドで結ばれた紐の片方を解いた。
秋子も自然と腰を軽く上げ、名雪が水着をずらすのに協力する。
程なくして、愛液にべっとりと濡れて張り付いた濃い陰毛と、
そのすぐ下にある陰唇が名雪の眼前に曝け出された。
そして名雪は全く躊躇することなくそこに顔を寄せ、
粘液で濡れ光っている割れ目に舌を這わせた。
「あぅんっ……」
 
性器を舐められた瞬間、秋子は思わず熱のこもった喘ぎ声を上げてしまい、
その拍子に秘部の奥から新しい愛液がとろりと漏れて、
少し乾きかけていた脚の付け根を再び濡らしてしまった。
敏感な反応に気を良くし、名雪は嬉しそうに続けて舌を使う。
「ふあっ、なっ、名雪……あっ、そこっ、いいっ……」
 
顎に当たる陰毛のざらざらとした感触に気にせず、
名雪は熱心に舌を動かし続ける。
後から後からどんどん溢れ出てくる愛液を、
犬か猫のようにぴちゃぴちゃと音を立てて舐め取り、
かつて自分が生まれ出てきた膣口――
もちろん彼女にはその時の記憶など残っているはずはないのだが――
に舌を差し入れて軽くかき回し、
陰唇の輪郭を穿るように舌先でなぞったりもする。
その度に秋子は喘ぎ声と共に腰を突き上げていたのだが、
2、3分ほど舐め続けたところで、名雪は不意に口を動かすのをやめ、
秋子の方を向いて切なそうに言った。
「お母さん、お願い。わたしのも、舐めてぇ……」
「ええ、わかったわ」

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  1. 2014/06/23(月) 20:39:31|
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母秋子と娘名雪。其の五

母秋子と娘名雪5-1
程なくして秋子も水着を完全に脱いで全裸になり、名雪の上に圧し掛かる。
「いいわね、名雪?」
「うん、来て……」
 
名雪の同意を得て、秋子は自分の股間を名雪のそれに押し付ける。
「んくっ、名雪……」
「はううっ、お母さんっ……」
 
温かく濡れた柔らかい粘膜同士が擦り合わされる何とも言えない感触に、
名雪の声も打ち震える。そして秋子はその体勢のまま、ゆっくりと腰を振り始めた。
「ひゃああっ! そ、それいいっ! それ、すごくいいっ! 最高だよぉっ!」
「ああんっ、ああんっ、いいわぁっ! いいの、いいのっ、とってもいいのぉっ!」
 
名雪だけでなく秋子も大きな歓喜の声を上げ、一心不乱に腰を振る。
その動きは次第に素早くかつ激しくなり、
2つの粘膜の擦れ合っている部分から生じる淫らな粘着的水音も、
さらに卑猥さを増していく。そして気がつけば名雪までもが、
秋子に合わせて腰を揺さぶっていた。
「お、お母さんっ! いいっ、いいっ、いいよっ、いいよっ! 
 よ、よすぎてわたし……お、おかしくなっちゃいそうだよぅっ! あんっ、ああんっ!」
「わたしも、わたしもよ、名雪っ! こ、こんなに気持ちいいなんて……
 ど、どうにかなっちゃいそうよっ! はあんっ、はああんっ!」
 
窓の外から聞こえる雨音をもかき消しかねないほどに、
甲高い喘ぎ声を発し続ける秋子と名雪。その体は次第に密着し、
乳房と乳首を押し付けあうように擦り付け、舌同士を絡める深いキスも交わし合う。
「んっ、んうっ、んふうんっ……」
 
カーテンを閉めた薄暗い部屋の中を支配するのは、
2人分の激しい息遣いと舌舐め擦りの音、悲鳴とも取れなくもない喘ぎ声、
そしてベッドの軋む音と愛液のかき回される音――
2人の昂ぶりに呼応し、それらの音は時間が経つのにつれて
一段と速く、激しく、そして熱のこもったものへと変化していく。
「ああっ、お母さん、わたし……わたし、もうだめぇっ! 
 また来ちゃうっ! またイっちゃうよおっ!」
「いいわよ、いいわよ名雪……イってしまいなさい。
 わ、わたしも、わたしも一緒にイクから、イクからぁっ!」

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  1. 2014/06/23(月) 20:29:53|
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女同士の淫楽。其の一

◇忘れ得ぬ人◇
女同士の淫楽1-1
今でも私は、街で彼女に似た女性を見かけると、全身がカッと燃えるように熱くなり、
体内の血液が二倍にも増えてしまったかのような激しい脈動を覚えます。

其の彼女-明石泉さんとは、20年前に出会いました。
私が37歳、泉さんが38歳の時でした。
何処にでも有る様な、ごくありふれた同年代の人妻の出会い方でした。

当時、私たち夫婦は文京区の賃貸マンションに住んでいて、
8歳の一人娘は小学校二年生で、近所の区立小学校に通っていました。
私たち夫婦は、其の時が結婚十年目でした。見合い結婚の夫は商社マンで、
エリートの部類に入るらしく、給料もそれなりに良く、将来にも明るい見通しがありました。

ただ、バブル期のエリートサラリーマン家庭のご多分にもれず、
我が夫も毎日残業や接待で帰宅が遅く、休日も仕事がらみの外出が多く、
我が家は母子家庭同然の状態ではありました。
不在がちの夫に対して、私が妻として不満を抱いていなかったと言えば嘘に成ります。

8歳の娘は明るい性格でおしゃまさんでしたが、所詮は子供で、
私の本当の話し相手には成ってくれませんでした。高校や短大の頃の友達とは、
何となく距離が出来てきてしまっていましたし、引っ越してまだ二年弱のマンションの周囲には、
友人と呼べるほどの知り合いはいませんでした。

パートで働きにでも出ようか。お金のためでなく、友人を作るために・・・
そんなことを考え始めた時でした。明石泉さんと出会ったのは。

四月のある日、私は娘の小学校のクラスの保護者会に出席しました。
二年生に進級し、組替えして始めての保護者会でした。
明石泉さんとは、その席で初めて会いました。

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  1. 2012/10/19(金) 07:06:52|
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女同士の淫楽。其の二

◇夫婦生活の悩み◇
女同士の淫楽2-1
泉さんは私のその言葉を、驚くでもなく、頷くでもなく、真顔で、ただじっと聞いています。
私は、声をふるわせてつづけました。
「・・・私、夫とはお見合いで結婚した。もう十年になるわ。
 この十年、夫はずっうっと仕事が忙しくて、家にいない時が多くて・・・でも、
 セックスの回数とかそう言うのには、全然不満は感じなかったわ。
 自分からセックスしたいとか思う事、私にはほとんどないから・・・。
 夫がしたがるときが、するときって感じて・・・それでいいと思ってた。ただ・・・」
「ただ?」
「感じないのが、辛いの・・・」
「全然、感じないの?」
「てわけじゃないんだけど・・・。あんまり感じないの。薄いの。少ないの。
 “イク”っていう感じに、一度もなったことがないの・・・」

いったん口を開くと、言葉は恥じらいに勝って溢れ出てきました。
その言葉を、泉さんは真正面から受け止めてくれました。
「“薄い”とか“少ない”とかって、もっと具体的に言うと、どんな感じなの?」
「どう言ったら良いのかしら・・・ファックすると、感じることは感じるの。
 乳首や、それから、あの、クリトリスとかが、キユンキユンと硬くなってくるような、
 そういう快感は、あるの。でも、それだけなの。どんなに夫の性器を素直に受け入れて、
 どんなに性器に神経を集中させて、どんなに激しくファックしても、それだけなの。
 それ以上の快感が手に入らないの・・・。そのことで、もう何年も、私、悩んでて・・・」
「ご主人のほかに、何人と経験があるの?」
「えっ・・・?」
「ほかの男性とも、勿論経験あるんでしょ?」
「・・・」
「ないの?」
私は、なにか恥ずかしい告白をするような気分で頷きました。

「ご主人一人しか、経験ないの?」
「ええ・・・」
「そうなの。じゃあ、自分でしたことは、ある?」
「自分で・・・?」
「オナニーは」
「ないわ。触った事はあるけど・・・指で・・・」
「そう。オナニーも、したことないの」
泉さんはそう言いながら、あらためて私の全身を舐めるように見ました。

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  1. 2012/10/19(金) 06:57:50|
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女同士の淫楽。其の三

◇淫靡なビデオ◇
女同士の淫楽3-1
あまり広くない寝室を、大きなダブルベッドが占領しています。
カーテンの色、ベッドのデザイン、掛け布団や枕の色柄、電気スタンドの形・・・
どれをとってもあまり上品なものではありません。
“安ラブホテルの一室”を、私は行った事も無いのに想像しました。

そして、そのベッドの上に、全裸の女性がひとり、カメラの方を向いて、
下半身を崩した淫らなポーズで座っていました。

その女性の肌は白く、長い髪は豊かで黒く、一見、日本人、
或いは東洋人の様に見えました。クセのない美人です。
が、よくよくその顔を見ると、“東洋風の顔をした白人”のようにも見えてきました。

国籍不明の、奇妙な雰囲気の女性です。若くて、肌が綺麗で、
プロポーションがかなり良い事だけは、見ただけで判ります。

「これ、どういう映画?いきなり、こんな恰好で・・・」
私は画面に目を向けた侭で、依然としてカラダを押し付けて来ている泉さんに訊きました。
「女の部分を開発するのに、役に立つ映画よ」
「そんな映画、あるの・・・?」
「作ったのよ、私が。元々は、これ、普通のエロ映画なのよ。
 その一部分、このベットシーンだけを切り取ってビデオに入れたの」
「なんでこんなもの、作ったの・・・?」
「あなたに見せる為よ。あなたがまだセックスの面で未熟だってこと、
 私には随分前から判ってたから」
泉さんは息を弾ませてそう言いながら、テレビ画面を指差しました。

映画は展開していました。何時の間にかベッドの横に全裸の若い男が立っていて、
女性が彼を迎えるように、シーツの上で股間を大きく開いたところでした。

露出したその股間には、申し訳程度に小さなモザイクが掛かっています。
が、それは“隠す”という働きを殆どしてはいず、むしろ、その部分の生々しい毛や
肉を強調しているようにさえ、私には見えました。

私は、生唾をグッと呑みました。まるで自分の性器が剥き出しにされたかのように、
下腹部がムズムズと疼いてきました。

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  1. 2012/10/19(金) 06:55:53|
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女同士の淫楽。其の四

◇女同士の戯れ◇
女同士の淫楽4-1
「いや、見ないで・・・恥ずかしい・・・」と、私。
「恥ずかしかったら、ビデオを観てて。ビデオの女性は、男にされてるわ。
 あなたも、ビデオを観ながら、彼女の気分になればいいわ」

泉さんにそう言われた私は、恥ずかしさの余り、素直にビデオに見入るしかありませんでした。
ビデオの映像は、過激に展開しはじめていました。女性の開いたワレメを、
男がまるで大好物を味わうように、長い舌で執拗に、ペロペロと舐めています。

その舐め方が、犬のように無神経では決して無いという事が、
経験の少ない私にも見て取れます。私は、堪らず飲み込んだ生唾で、
喉をゴクッと鳴らしました。そして、その瞬間、
(私も、ああされたい・・・!)と、素直に、強く思ったのです。

すると、驚いた事に、私のその願望をまるで鷲掴みに捕らえるように、
泉さんの口が、私の露わなワレメへ押し付けられたのです。
唐突で、鮮烈なその感触に、私はワナワナと全身を震わせ、
カラダを崩してカーペットの上に倒れ込みました。

股間は自然に、(もっと舐めて)とばかりに大きく開いていました。
泉さんは、そんな私の股間を指でさらに開き、舌先で舐めくすぐり始めました。
私の全身は、ゾクゾクと鳥肌が立ち、そして、その肌の反応とともに、
ワレメは(これが自分の肉体か・・・)と呆れるほど、性的な刺激に欲張りになってきました。

「い、泉さん・・・こんなこと、だめ・・・これって、レズみたい・・・だめ、・・・だめよ・・・」
私は、声だけで弱々しく拒みました。しかし、その拒みの声まで、
喜びの呻き声と区別の付かないものになりつつありました。

泉さんの舌が、私のワレメを舐め続け、くすぐり続けます。
やみくもに舐めているようで、実はかなり繊細に、ワレメの急所を探っているような感じを、
私は昂ぶった喘ぎの中で、なぜか感じ取る事ができました。

「・・・い、泉さん・・・も、もう少し・・・プッシーのちかく・・・。
 プッシーと、クリトリスの間のあたり・・・」
私は、舐められて喘ぐうち、生まれて初めて自分のワレメの急所を自分で感じ取り、
それを舐めてくれている相手にーー泉さんに、当たり前のように伝えていました。
そして、泉さんの舌の動きは、私のその求めに応えてくれました。

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  1. 2012/10/19(金) 06:52:14|
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女同士の淫楽。其の五

◇解放された性感◇
女同士の淫楽5-1
「出してもいいわよ」
お臍を舐める泉さんの口が、そう言いました。
「でも・・・」
「平気よ。あなた、うちへ来てからトイレに行ったじゃない。オシッコ、したんでしょ?あのとき」
「とたけど・・・」
「だったら、今ここでいきんで出したって、たいした量は出ないわよ。
 尿意が生じたこと自体が肝心なのよ。我慢するのもいいけど、
 大胆にいきんで出しちゃって見るのもいいかもよ。もっともっと違う自分に成れるかも」
「でも・・・」
と言いながら、私はいきんでしまっていました。

熱い尿がワレメの肉を拡げるように、溢れ出てきました。
「だ、出しちゃった・・・いっぱい・・・」
横溢感が大きかったので、私は沢山の尿が溢れてしまったと思い、そう呟きました。
「いっぱいじゃないわよ。少しだわ。愛液程度の量よ。大丈夫よ」

泉さんにそう言われ、あらためてワレメや太腿の肉の感触で量ってみると、
たしかに尿の量は、横溢感の割りに少ない様でした。

「ね、判る?たいして出てないわよ、オシッコなんか」
「そうみたい・・・。でも、出て来る時の感じ、すごかった。
 いつもの三倍くらい出たみたいで・・・」
「それだけ、あなたのカラダが感じやすくなってるってことじゃないの?」
「感じやすく・・・」
「そうよ。あなたって、ほんとは感じやすいのよ。
 絶頂感が無いなんて、それは遣り方が悪いのよ、きっと。
 あなた自身が、心のどこかで拒んでるんじゃないのかな?
 もっと自信をもって、素直に受け入れなきゃ。今日みたいにね」
「今日みたいに・・・」
「そうよ!」
泉さんはそう言って、再びお臍の中を舐め始めました。
私は、性感に素直に喘ぎ、悶えました。泉さんの舌は、暫くの間お臍を舐めて嬲ると、
潮時を感じたように、お臍から離れました。

私は、次にどんなふうにされるのかと期待しながら、泉さんの顔を見ました。
「乳首からクリトリスって順番が私は好きって、さっき言ったでしょ?
 でも、あなたには、その逆をやっちゃうわ。
 だって、あなた、ものすごく感度いいんだもの」
そう言うと、泉さんはおもむろに私のブラウスの胸ボタンをはずし始めました。

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  1. 2012/10/19(金) 06:49:07|
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