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別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

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母秋子と娘名雪。其のニ

母秋子と娘名雪2-1
「とっても可愛いわよ、名雪。よく似合ってるわね」
「うん、ありがとう。そう言うお母さんだって、とってもよく似合ってるよ」
「そうかしら? 実際に着てみたらちょっと派手な感じもするんだけど……」
 
歳がいもなく大胆な水着を選んでしまったことに、
秋子は今更ながらに羞恥心を覚えて頬を紅く染めて申し訳なさそうな顔つきになった。
そんな母を慰めるべく、名雪は力強い口調で訴える。
「そんなことないよ。もしもわたしが男の子だったら、
 絶対にお母さんのこと放っとかないよ。
 こんなきれいな人を相手にしないなんて、人としては不出来だよ」
「そう――嬉しいことを言ってくれるのね、名雪は」
 
娘の言葉に励まされ、秋子はようやく普段の明るい優しい表情に戻る。
そしておもむろに名雪の顔に自分の顔を寄せ――いきなり唇に軽くキスをした。
「お、お母さん!?」
 
突然そんなことをされた名雪は、当然の如く目を白黒させ、
口元に手をあてがっておろおろするばかりだった。
しかし張本人の秋子はまるで他人事のように微笑んで、
「褒めてもらったお礼よ」
 
と言ってのけた。それを聞いて名雪も何か含むものがあったのか、
悪戯っぽい笑みを浮かべて、
「だったら、わたしも」
 
と言っておかえしとばかりに、秋子の唇にキスをし返した。
「可愛いって言ってくれたお礼だよ」
「うふふっ、名雪ったら」



母秋子と娘名雪2-2
秋子は小さく笑い、また名雪にキスをする。
名雪もまた秋子にキスをし返し、
2人はいつしか互いに何度も何度も口付けを交わすまでになっていた。
「んっ、んっ、んっ……」
 
静まり返った広い居間に響き渡る、
熱の篭った息遣いと唇同士が触れ合うちゅっちゅっという音、
そして窓の外からは尚も激しい雨の音――
接吻を繰り返すうちに秋子も名雪も徐々に興奮し、
次第に体温も上昇して動悸も早くなっていく。そして気づいた時には、
秋子の右手は自然と、水着の上から名雪の乳房に触れていた。

「あっ、や……」
弱々しくうめき、名雪は母の手の上に自分の両手を重ね合せる。
しかしその割には手をどかそうとする行為は一切行わない。
「どうしたの、名雪?」
 
秋子の問いかけに、名雪は恥ずかしそうに視線を逸らし、消え入りそうな震える声で、
「こ、こんなところじゃ、やだ……」
 
いくら雨が降っているとはいえ今はまだ昼間、
外を出歩く酔狂な者はいないにしても、
居間の窓のカーテンも開け放たれたまま――
こんな状況下では、さすがの名雪も次の行動には移れずにいるのは当然であり、
秋子もすぐにそれを察知することができた。
「そうね、それじゃあ、お母さんのお部屋に行きましょう。そこならいいでしょ?」 
「う、うん。いい、よ……」
 
そう答えた後、名雪は恥ずかしさを堪えきれずに秋子の胸元に顔を埋めた。
秋子も娘を優しく受け止め、その体をそっと抱きしめた。

数分後――
「んっ、んちゅっ、んぷぅっ……」
1階にある秋子の部屋で、2人はベッドに腰かけて何度も口付けを交わしていた。
居間でしたついばむような軽いものではなく、
互いに舌を絡ませ合って唾液を交換し合う深い口付けを。
「ううんっ、うんっ……ふうっ、んふぅ……」
 
水着姿で激しい口付けを繰り返す、いずれ劣らぬ美女2人。
しかも彼女たちはれっきとした、実の母と娘である。
実に背徳的であり、かつ美しい光景であり、
この場に他の目撃者がいないことはある意味大きな損失でもあった。
「んんっ……ぷはぁっ……」
 
長いキスにさすがに息苦しくなり、2人はどちらからともなく顔を遠ざける。
瞼が半分閉じかけた眼差しはどちらも夢を見ているようにとろんとなり、
口元も弛緩しきって顎の方にはどちらのものとも言いきれない唾液の筋が垂れている。
「あっ……」
 
不意に秋子の両手が伸ばされ、名雪の乳房にあてがわれる。
しかし今度は名雪も逆らったりはせず、秋子の好きなようにさせる。
「可愛いわよ、名雪」
 
緊張を解きほぐすように言って、
秋子は水着の上から娘の胸をやわやわとも揉みこんだ。
掌の中にちょうど納まるぐらいの程よい大きさの膨らみが、
手の動きに合わせて歪められ、またすぐに元の形に戻る。
「あっ、お母さん……んんっ……」
 
甘えるような声を上げ、名雪は母の愛撫に身を任せる。
その従順な反応に気を良くし、
秋子は今度は水着の上から硬くなり始めた乳首を探りあて、
指先に挟んで若干強めに摘まみ上げた。
「いやんっ……」
母秋子と娘名雪2-3
敏感な部分への刺激に、ぴくりと体を震わせる名雪。
そして一瞬の隙をついて、
秋子は名雪の胸を覆っていたビキニの上を素早くずり上げた。
その拍子に2つの膨らみがぷるんと揺れ、
ほんのりと紅く染まった乳房と隆起した乳首とが外気に晒される。
「名雪、また胸が大きくなったみたいね。お母さんも嬉しいわ」
「えっ? ど、どうしてお母さんが嬉しいの?」
「あら、子供の成長を喜ぶのは親にとって当然のことなのよ」
 
不思議そうに尋ねる名雪にそう答え、
秋子はおもむろに名雪の胸元に顔を近づけ、
ピンク色の乳首を唇に咥えて本格的な愛撫を施していった。
「うあっ、お母さんっ……そ、そこっ、いいっ……」
 
わざと大きめの音を立て、秋子は執拗なまでに舌と唇とで名雪の乳首を弄び、
時には軽く歯を立てたままで引っ張ったりもする。
空いたもう片方も指と掌で絶え間なく刺激し、その度に名雪は身を震わせ、
官能的な喘ぎを漏らす。右の乳首を一通り愛撫した後は左側に移り、
そこも一通り可愛がってからまた右に戻り、
乳頭や乳房全体も舐めたり吸ったりしていくうちに、
乳首はどちらもびんびんに硬く勃起し、
乳頭や乳房のあちらこちらにも舌の這った跡や唇で強く吸いついた
跡が残るまでになった時、名雪が震える声で秋子に懇願した。
「お、お母さん……わた、わたしも、お母さんに……」
「ええ、いいわ」
 
名雪の声を聞き取り、秋子は一旦愛撫を中断して顔を上げた。
そこへおずおずと伸びる名雪の両手。一瞬躊躇してから、
名雪は意を決して秋子の黒いビキニに手をかけ、一息にずり下した。
名雪のものよりも幾分か大きい乳房が、ぶるんと揺れて露わになる。
「はあっ……」
 
そこに名雪の手が触れた途端、秋子は安堵のようにも取れる大きな息を吐いた。
自分の掌から少しはみ出るほどの大きさを誇る母の乳房を、
名雪はいたわるようにゆっくりと揉みしだく。
「ああっ、な、名雪……」
母秋子と娘名雪2-4
秋子も名雪に負けず劣らず敏感な体質であるらしく、
ほんの数回胸を揉まれただけで乳房は張りを増し、
乳首も赤みを増して硬く引き締まるまでになった。
そして名雪は両手で乳房を真ん中に押し寄せ、
2つの乳首を同時に口を含んでそのまま強く吸い上げた。
「ああぅっ、いいっ……そう、その調子よ、名雪……」
 
出るはずもない母乳を催促するかの如く、
名雪は童心に返ったように懸命に乳首を吸い立てる。
それだけでなく合間には、
先に自分がされたのと同じように舌や唇や歯も使ったりする。
その熱心な行為に快感とは別の何かいじらしいものを覚え、
秋子は荒い呼吸と喘ぎ声を漏らしながら、
いつしか名雪の体をそっと抱き寄せていた。
そして肩や背中をさすり、胸や腹部も撫で、もっと下の方へも手が……
「んあっ……」
 
秋子の右手が腰に巻いたパレオをかい潜り、
水着の上から股間の割れ目をなぞった時、
名雪は乳首を放して小さく叫び、反射的に秋子の手首を押さえた。
度重なる愛撫によってその部分は早くもしっとりと湿り気を帯びていた。
「あらあら、もうこんなになっちゃって」
 
自分のことのように嬉しそうな口調で言い、秋子はさらに割れ目を上下になぞる。
指の動きに合わせて湿り気はさらに広がり、
遂にはわずかながらも生地の表面にも熱い液が滲み始める。
「いや、お母さん……そ、そんなの、だめだよっ……」
 
弱々しい口調で訴え、名雪は小さくかぶりを振るが、
それでいて秋子の手を払いのけようともしない。
そこへ秋子は不意に左手で名雪の右手を取り、自身の股間へと誘う。
「あっ、お母さんのも……」
「そうよ、名雪。わたしのも濡れてるのがよくわかるでしょ?」
「う、うん。そうだね……」
  1. 2014/06/23(月) 20:50:14|
  2. 同性愛(レズ)
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