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別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

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女同士の淫楽。其の四

◇女同士の戯れ◇
女同士の淫楽4-1
「いや、見ないで・・・恥ずかしい・・・」と、私。
「恥ずかしかったら、ビデオを観てて。ビデオの女性は、男にされてるわ。
 あなたも、ビデオを観ながら、彼女の気分になればいいわ」

泉さんにそう言われた私は、恥ずかしさの余り、素直にビデオに見入るしかありませんでした。
ビデオの映像は、過激に展開しはじめていました。女性の開いたワレメを、
男がまるで大好物を味わうように、長い舌で執拗に、ペロペロと舐めています。

その舐め方が、犬のように無神経では決して無いという事が、
経験の少ない私にも見て取れます。私は、堪らず飲み込んだ生唾で、
喉をゴクッと鳴らしました。そして、その瞬間、
(私も、ああされたい・・・!)と、素直に、強く思ったのです。

すると、驚いた事に、私のその願望をまるで鷲掴みに捕らえるように、
泉さんの口が、私の露わなワレメへ押し付けられたのです。
唐突で、鮮烈なその感触に、私はワナワナと全身を震わせ、
カラダを崩してカーペットの上に倒れ込みました。

股間は自然に、(もっと舐めて)とばかりに大きく開いていました。
泉さんは、そんな私の股間を指でさらに開き、舌先で舐めくすぐり始めました。
私の全身は、ゾクゾクと鳥肌が立ち、そして、その肌の反応とともに、
ワレメは(これが自分の肉体か・・・)と呆れるほど、性的な刺激に欲張りになってきました。

「い、泉さん・・・こんなこと、だめ・・・これって、レズみたい・・・だめ、・・・だめよ・・・」
私は、声だけで弱々しく拒みました。しかし、その拒みの声まで、
喜びの呻き声と区別の付かないものになりつつありました。

泉さんの舌が、私のワレメを舐め続け、くすぐり続けます。
やみくもに舐めているようで、実はかなり繊細に、ワレメの急所を探っているような感じを、
私は昂ぶった喘ぎの中で、なぜか感じ取る事ができました。

「・・・い、泉さん・・・も、もう少し・・・プッシーのちかく・・・。
 プッシーと、クリトリスの間のあたり・・・」
私は、舐められて喘ぐうち、生まれて初めて自分のワレメの急所を自分で感じ取り、
それを舐めてくれている相手にーー泉さんに、当たり前のように伝えていました。
そして、泉さんの舌の動きは、私のその求めに応えてくれました。


女同士の淫楽4-2
クリトリスと、膣の入り口の中間の辺りの、ツルッとした深いヒダの部分の肉を、
彼女は舌で上手に舐めて刺激してくれました。
「・・・あ、ああ・・・すごい・・・こんなこの、はじめて・・・あたし、はじめて・・・!」
私は、恥ずかしさを忘れて、快感に喘ぎました。

喘ぎながら、その目はテレビ画面に向かってしまいます。
ビデオの女性も、激しく喘いでいます。男性の舌の愛撫は、
ワレメから少しずつ上のほうに、お臍の方に、移ってきいる感じです。
「・・・上へ・・・少し、上へ・・・」
それを見ると、私は同じような愛撫をねだらずにはいられませんでした。

「上って、こうかしら?ビデオ、観てるんでしょ?」
ワレメで泉さんはそう言い、それから舌をすこしずつ、
お臍の方へ向かって移動させ始めました。ビデオの男の遣り方と、同じです。
「あ、そ、そ・・・ああ、これ・・・ああ、いい・・・!」
期待通りの快感を得て、私悶えました。

舌が、お臍に達しました。
「舐めて・・・お臍・・・」
私は、お臍の近くに舌を感じると、堪らずおねだりしました。
これはビデオの女性とは違った、私の独自の欲求でした。
お臍そりものを、熱い舌でペロペロと舐め嬲られたくて、しかたなくなったのです。

「舐めて・・・お願い・・・周りじゃなく、お臍を・・・お臍の中を・・・」
私は、泉さんの愛撫の邪魔になっているスカートを、ファスナーを下ろして
夢中で乳房の方へ引き上げながら、求めました。

泉さんの熱い舌が、お臍の中を舐めくすぐりはじめました。
期待通りの、いえ、それ以上の快感が、私の全身を駆け巡りました。

急に、オシッコが洩れそうになってきました。私はその尿意を、恥じらいも無く、すぐさま、
「オ、オシッコ、出ちゃいそう・・・」
と、泉さんに訴えました。こんなこと、夫にも勿論、言ったことはありません。
奇妙な興奮が、快感が、私を私ではないものにしている感じです。
  1. 2012/10/19(金) 06:52:14|
  2. 同性愛(レズ)
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