2ntブログ
PV UU 現在の閲覧者数:

別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

女性版。祖父の遺品の中から。其の五「ちぎり」

*私には、祖父がなぜこう言う卑猥な文章を書き散らしたのか、
気持ちを推測しょうがありません。また、どこまでが体験か、どこからが創作か、
見極めようがないのです。でも、読んでいるうちに、
若き日の祖父と祖母の淫らにもつれ合う
姿態が、私の瞼の裏に浮かんでくるのを、どうしょうもないのです。
いいえ、責める積りではありません。羨ましい思いなのです。
こういう祖父母の血を受け継いだ私が、こうして指を濡らす恥ずかしい姿を、
鏡に映して喘ぐのも、仕方ないでしょう。
いまは挙式の日が一日も早いことを願うだけです。


色あせたハンカチ04
若草萌ゆる春の一日でした。 柔らかき陽光をひたと受けし二階家。
木の香も新しき四畳半に、年のころ十六、七と覚しき美麗なる乙女、
吾が弾き鳴らす大正琴の音色に、忘我の面持ちで聞き入りたる風情。
やがて一節弾き終え、微かに息を洩らし、首をかしげて四方に視線をさ迷わす。

音も無く障子開き、驚きし乙女が目を遣れば、十八、九の眉目整いし少年。
乙女は安堵して、
「まあ、義郎さんだったの。よくいらっしゃつたわね」
少年は視線をそらし、
「伯母さんは留守?」
「お買い物よ。夕方まで私ひとりでお留守番なの。よろしいじゃないの、
 お上がりなさいませよ」

澄子と義郎は従兄妹の間なれど、すでに親同士が定めし許婚なり。
義郎は頷き庭から部屋へ。障子を閉めれば二人きり。
さすがに面映ゆく、交わす言葉も上の空の様子。

されど義郎、美しき許婚を前にしては、劣情抑えがたく、
膝を進めて澄子の肩を抱く。
澄子はそれと悟り 小刻みに身体を震わすも、許婚の事なれば、
拒みもならず、頬を染めるのみ。
義郎得たりと引き寄せ、十六乙女の口を吸う。



色あせたハンカチ13
口吸いつつ手を襟元から這い込ませ、乳房をさぐる。
探り当てし膨らみは硬ければ、指先の味わう滑らかさは、例えようもなく、
しばし揉みしだく。

口だけでさえ身体が痺れる思いの澄子、加えて乳房まで揉まれ、
乳首をなぶられては、もはや耐えようも無く、陰門の濡れるのを覚えて喘ぐ
義郎の昂ぶりもつのり、乳房のみでは満ち足りず、澄子をその場に横たえる。

「いけませんわ。悪いことをなすってはいけませんわ」
流石に男の求める事を察し、裾を割らんとする手を押える。
元より争っては勝つ筈も無く、忽ち純白の腿露に剥がれぬ。

うら若き乙女の事なれば、恥丘を飾る陰毛も淡く、さながら羽毛の如し、
義郎は息を弾ませ、暫し見とれて折しが、澄子は羞恥に苛まれ、
「いや、いや、どうかご覧にならないで」
両手で顔を覆うなり。

秘所を見られる恥ずかしさもさることながら、
既におびただしき汁を含みし陰門から、己の昂ぶりを、 
気取られるのが、何よりも辛きことなりし。

澄子の身悶えに構わず、さらに股を押し開けば、
哀れ、陰門は朱色の光を現す。義郎滴る淫水に指先を濡らし、
陰門の花弁から淫核へと擦り上げ、更には淫核を弄ぶ。

益々潤いを増しし陰孔へ、指を差し入れんとすれば、其の締りの良さは、
是で賜物の侵入を許すかと疑いたきほどなり。
せめてはくじりにて淫水を増さんと、一頻りなぶり続ければ、
芳しき香りを放しつつ淫水流れ出でぬ。

澄子は顔を覆う 指の間から、乱れし息を洩らしつつ、
ひたひたと寄せし淫らな潮に身を任せておりぬ。
色あせたハンカチ15
もはや良き頃と、陽根宛がい、陰孔を貫かんとせしが、
指さえ拒む狭き孔道なれば、雁首さえも埋められず、
是では成らずと力を込めれば、澄子は「ああ痛い」と叫ぶ。

唾を充分に塗りつけ、再度挑みかかれば
「痛いわ」の叫びあれど、どうやら没し得たり。
灼熱の肉片に加えられし心地良さは、たちまちのうちに男を昇天させ、
子宮目掛けてどっとばかりに淫水を浴びせかけぬ。

澄子も淫水の噴出を覚えて、肉の痺れる思い。
恍惚として男にしがみつきぬ。義郎は気を遣りたれど、
余りの早さに満ち足りず、いまひとたびと、またもや腰を使いはじめる。 

この度は澄子も味を知り染め、男の抜き差しに連れてよがり始める。
腰を使う事も知り、息を弾ませ臀部を上下する。

義郎は女の手を己の首に巻かせ、自らは両手で女の腰を抱き寄せる。
陽根は既に根元まで埋まり、陰毛の擦れ合う快感は言う事もなし。
ここぞと突き立てる陽根は、たちまち澄子を夢心地にさせ、
息も止まるかと怯えて泣き声を上げる。
既に目は眩み、五体は痺れ、にも関わらず、
「もっと もっと」の声は、女の淫らな性と言うべきか。

さすれば両者が極まりを達せしおりは、さながら阿鼻叫喚。
淫らな叫びは、庭にまで届くかと思われる程なりし。

暫しは物も言いえず、澄子の上に身を任せし義郎、
やがて身を引き、陰門の様はと眺めれば、
淫水は溢れて臀部までも濡らしおりたり。
(この章終わり)
  1. 2014/11/05(水) 14:48:22|
  2. 祖父の備忘録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<女性版。祖父の遺品の中から。其の四「異母兄妹」 | ホーム | 私は悪妻。其の一>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://ayamegusa260.blog.2nt.com/tb.php/619-0ed8f651
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)