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別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

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実母・貞子と妾の静江。其の三


年端も行かない倅の私に、母は二人がどんな格好でつるんでいたのかを
説明しながら悔し涙を流して、私を抱きしめた。それからは私は両親の諍いと、
世間体が心配なことで家庭は安住の場所では無くなった。

その事があってから、両親は寝床を別にした。
母はそれまで夫婦の寝室にしていた奥の間から出て、
二階に一部屋あてがわれていたいた私の部屋で寝起きをするようになった。

両親の間に不穏な空気があるのに気づいた物の、大人の事には興味も無かったし、
詳しいことは分からずにいた。
しかし、六年生にもなると他人の話や両親の諍いの中で父親があの女と、
特別の関係に成っていて、それが原因で夫婦喧嘩が絶えないのだと知った。

しかし、母が父の浮気の現場を見てからは以前とは変わって、
話も具体的で子供の私は家の中に居場所が無くなった。
「くやしいっ。死んでやるう・・・」
夜中でも時間構わず、母は家を飛び出して行った。

父が居るときはすぐに追いかけて、力づくで引き戻したが、私と二人だけの時は
母の体にしがみついて、ただ一緒に泣くだけしか能が無かった。
「母ちゃんと一緒に橋から跳んで、死んでくんない?」
と言われる事が有ったが、死ぬ事は恐ろしい事で、嫌だと言い張った。

一組の布団に寝ていた母は私をしっかりと抱きしめて、私の足を腿の間に挟んで
締め付ける事があった。
膝は母の下腹部のじゃりじゃりとする陰毛に擦り付けられていた。

苦しいから放して呉ともがいても、母は腕の力を緩めずにうずうずと腰を動かして、
私の膝に下腹部を擦り付けて息を荒げていた。
母ちゃんは寂しいんだ、と承知していたから、慣れるにしたがって母の抱擁から
無理に逃げ出す事はしなくなった。

同時に彼女のしている事は普通の事では無いと、薄々感じるようになった。
「乳を吸ってくれ・・・」浴衣の前をはだけると素っ裸だった。



母に抱き締められると、自然に陰茎が勃起して母にそれを悟られまいと
腰を引いて隠していたが、乳首を吸わされる様に成ると勃起も隠さなくなった。
父親不在の密室で母と息子は自然に男と女に変わって行った。
私は父と情婦の性交を見て、それまで漠然と性交とはどんなものか
想像するだけだったが、其の日から突然具体的になった。

母が私の膝を股間に当てて腰を揺すり、恥骨にぐりぐりと擦り付けるのは、
単なるスキンシップではなく一種の性行為だと少年の私も気がついた。

そんな夜が続くと、私は積極的になり、いつもの揉み合いの後で、
ぐっすりと眠った母の尻の間に勃起を押し付けて肉の熱さを感じていた。
ズロースを履いていない尻の肉の間に押し付けていると、突然身体に痙攣が走り、
ひくひくと僅かでは有ったが精液がほとばしった。

それまで行き止まりで、もどかしいばかりだった接触は、初めて射精を経験した事で
女の肉の虜になってしまったのだった。

痛みを伴った鋭い射精の快感に、私はひくひくと腰を動かして、
これが本当のべべなんだとひどく満足した。

母の尻の山の間に、ほんの僅かな、まだ粘り気もない精液を吐き出したが、
彼女は気が付かない程度の量だったのだろう。

それまでは、遊び仲間たちがくすくすと笑いながら、千擦りだとか「えんすい(淫水)」
だとか言っていたが、私はさも知って居ると言う顔で話を合わせていたのであった。
それが、現実のものとなり、激しい快感を伴うものと知ってしまった。

私にとって生まれて初めて男になった日は、父の不倫の性交を見た日だった。

母の背丈は一メートル五十五センチあり、当時では大柄な部類だった。
小太りの体型で、それほど背が高いという印象はなかったが、他の女に比べると
背丈は高かった。薄い眉にやや吊り気味の一重瞼、丸い鼻の下には厚い唇が赤かった。
少女の様な顔立ちとでも言えるかも知れない。

「おめえのその仏頂面を見ていると、腹が立って来るんだよ。飯なんかいらねえ」
たまに親子三人の夕食の時など、些細な事で父は怒り出して、ぷいと家を出て行って
仕舞うのだった。

母は怖い顔になって、言わなくてもいい事を口走った。
「ふん。またあの女とつるみにいくんだんべや。好きなだけすればよかんべ」
「このあまっ。てめえがそんなにまで言うんなら、やってやるべえや」
父が手を振り上げて母の頬を殴りつける。私は立ち上がって父の後ろに
抱きつくが簡単に振り払われて畳にぶっ倒れていた。
  1. 2014/09/05(金) 02:35:48|
  2. 二人の女
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