二人のダンスはまるでプロのダンサーが踊るが如く、見事な物だった。
忽ち廻りの注目を集め、他の踊り手達は踊るのを止めて見物に回っていた。
佐山・春江コンビも其の中に居た。
ルンバ・タンゴ・ワルツ・ブルース等、私にも聞き覚えの有る数曲を踊りこなして、
二人は息を弾ませて私達の座って居るテーブルに帰って来た。
「見事なもんですね」と佐山さん。
「まるでプロのダンスを見ているようでしたよ」と私が言えば、
治代も「私とも踊って欲しいわ」と注文を付けた。
『一息入れさせて下さい』と言って水割りを一気に飲んだ後、
治代の手を引いて、ホールの中央に出て行った。
暫くして二人は満足の表情を浮かべて帰って来た。
田中さんは、今回の私達の旅行目的を聞いて、
「皆さん、仲の良いご夫婦なんですね、
互いに揺ぎ無い信頼感が有るから、
自分の妻を、他の男に抱かせられるのですね。
私は十五年前に浮気した妻が許せなくて離婚しました。
子供も居なかったので、金を儲けて女房を見返して遣ると
一念発起して、仕事一筋で生きてきました。今はこのホテルの
オーナーにまで上り詰めましたが、女に対するトラウマは消えず、
今だ独身です」
『えぇ、貴方はこのホテルのオーナーさんなのですか』と私。
「私はホテル業が専門ではないので社長は私の信頼出来る人間に
任せてます。私は趣味の釣りがしたくてこの会社に出資して、
いつの間にか出頭株主に成りました。本業は土建屋ですよ」
**
そして、
「明日はどのようなご予定ですか、
宜しかったら私の部屋に来て過ごしませんか。
私の部屋には、専用のキッチンも有りますので、
今日釣って来たばかりの新鮮な魚を料理して、
おもてなし致しますよ。
その見返りと言っては何ですが、治代さん、絹代さんの
お体を賞味させて下さい」と驚くことを言い出したのです。
治代も、絹代さんも、顔を赤らめていたが、其の目は期待に潤んでいた。
「いいわよね、男達、なんだか疲れてるみたいだから」
と最初に治代が口を開いた。続いて絹代さんが、
『ダンスの時の腰使いをベッドの上でも遣って下さるのね
明日が待ち遠しいわ』と、より積極的な発言で、
男達の立場は全く無くなった。
朝食は私の部屋で一緒に食べましょう。明日の朝は9時頃来ていただけますか。
最上階の「オーナールーム」に居ますので。
と言って別れた。時計は午前零時を回って居た。
私は部屋に戻ると絹代さんを全裸にして抱き締めた。
明日は私達より20近くも若い男に抱かれて、ヨガリ、悶えて、
オマンコをグショグショに濡らすのかと思うと、
嫉妬の炎がメラメラト燃え上がって来るのを感じた。
本当の妻でも無いのに僅か二日程しか過ごしていない
絹代と言う女を私は愛してしまったのだろうか。
しかし女と言う生き物はつくづく恐ろしいと思った。
夫の前で、そして直前まで情を交わした男の前でも、
他の男に抱かれて平気でオマンコを濡らせるのか、治代も同じなのか・・・
考えると私は気が狂いそうに成ってくる。
隣に居る女を無茶苦茶に犯して遣りたい、
そんな衝動を抑えて絹代さんの乳房を鷲掴みにし、
ユックリと揉みしだきながら眠りに付いた。
**
翌朝四人揃って田中さんの部屋にお邪魔した。
決して豪勢な作りではなく広いワンルームの部屋に、ベッドと応接セット、
そして広いキッチンがレイアウトされていた。
早速絹代さんは全裸に成って、
「何か手伝いましょうか」と言ってキッチン向かった。
この辺は若い絹代さんの方が積極的だ。佐山さんも私も只、
笑って見守るだけだった。
絹代さんの尻たぼのモコモコした動きが、
露骨に男を挑発している様に見える。冷蔵庫から野菜を取り出し洗う為に
流し台の前に立った。
「はい、エプロン」
田中さんが全裸の絹代さんにエプロンを渡す。
「ありがとう。優しいのね、田中さんって」
と言いながら絹代さんはエプロンを頭からかぶった。
両手を背中に回し、お尻の上で紐を結ぶ。
そんな絹代さんのしりたぼを田中さんは掴み、左右に拡げた。
「い、いやっ、ここじゃいやですぅ」
くびれたウエストがねじれ、エプロンの腋から、
張りつめたバストの隆起が覗く。
田中さんは土建屋と自ら言うように、日焼けした身体は浅黒く、
節くれだった筋肉は逞しく、腰を見ただけで、
田中さんの性欲の強さが想像できた。
私に男として忘れていた野生を思い出させてくれるに十分だった。
料理が次々と出来上がり、運ばれてきた。酒も料理も美味かった。
飲食物が五人の間の距離感と緊張を柔らかく取り除いてくれた。
治代も何時の間にか全裸に成っていた。酒に酔い、女達が全裸で踊る
チークダンスはパーティーのムードを最高潮に高めた。
相手を交互に取り替えて踊るチークは男の機能を回復させた。
ネットリと吸い付く様にして治代とチークを踊る田中さんが、
「握ってみて下さい、奥さん」
耳たぶを舐めるようにして囁かれ、治代は全身をみるみる内にピンク色に染めた。
『エエッ』
と驚く治代の口を、田中さんの分厚い唇で塞ぎ、治代の左手を導かれた。
カチカチになったペニスの亀頭が治代の臍を舐めるような角度で反り、脈動している。
田中さんの横で絹代さんと踊る私達にもその声が聞こえて来る。
「そうそう奥さん、もっとギュウッと握って」
私は思わず治代を見た。夢遊病者のように言われたまま治代は太く熱い
ペニスを握り締めていた。
- 2014/06/09(月) 18:49:55|
- 夫婦交換
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0