~還暦を迎えた女の独り言~
私が会社に出る時間はそれまでより十分早くなりました。
事務所の鍵を開けて着替えた頃孝雄が出社してきますと、
彼の部屋に追って行き口付けし、息が止まる程抱き締めて貰います。
紅を塗り直して、女性社員が出勤して来る頃、私はさりげないお喋りをしながら
彼の机を拭いています。週一回の休日の前夜までの間に一日は帰りに食事を
一緒にし、翌日がお休みの夜は、ホテルで狂ったようなひと時を過ごす事が
習慣の様に成っていました。
しかし独り身の私と違って孝雄には奥様が居ます。帰りの食事はともかく、
ホテルでの逢瀬は何時しか月一回に成っていました。
其の頃ではお互いに体の隅々まで曝けあいセックスの手順も
心得合っていました分、私は我慢出来ず、孝雄が其の時間、
外出した事にして昼の時間、彼の部屋に施錠させ、
その中で声を殺して彼の愛を求めるようになりました。
下だけを脱いだ私をソファに横たえ、片足を背に上げさせ、もう一方の足は
床に下ろした酷い姿に被さるように彼は陰唇を舐めます。陰核を弄られ、
吸われると忽ち昇りつめるような快感に震えますが、
こんな状態でのセックスですから私は早く嵌めて欲しいのに、
彼はズボンの間から出したものを握らせたまま、膣の中に指を入れて掻き回し、
私のぬめりを付けた指を肛門に入れ抜き差しします。
親指の頭で陰核を擦られ、長い中指で肛門を探られますと口に噛んだ指の間から、
「ひぃーっ」と声を洩らしてしまう私を引き起こして横に座り、
半立ちのものを手で擦らせます。
「濡らして」孝雄は口に含もうとするのを押し止めて、
何度も手に唾をとり、扱かれるのが良いと言い、
私の逸る気持ちも知らぬ気で顔を見つめ、うっとりしているのです。
私は焦れるのですが、
「芙美子!ふみーこーっ・・・」声を殺して私の肩に抱きついて、
輪にした指の上に吐精されると、膣の奥がジーンとしてしまうのは、
やはり彼を愛して居るからなのでしょうか。
終わると、孝雄はさっさと身繕いします。私はわざとゆっくりパンティを穿き、
二人の後始末したティッシュを彼の机の上に置いて遣ります。
口付けに少し冷たく応えて、店に通じる方のドアから出て行きます。
彼は適当な時間に事務所側のドアを開いて、
「帰ってますから」と皆に声をかけるのです。
少し時間がとれる日は、孝雄はズボンを下げてソファにかけ、
私を後ろから抱いて嵌めて呉れますが、前のテーブルに鏡を置きます。
そんな時私は事務服の前をはだけられ、
ブラジャーを外されて乳房を揉みたてられながら、
孝雄の陰茎を陰唇が咥えて居るのを目にさせられます。
自分のお汁で陰茎が濡れ濡れに成っていくのを見て興奮する私に、
彼は乳房から放した手で拡げながら、もう一方の指で陰核を擦りますから堪らず、
「ああーっ、効くーっ、だめーぇ、イッチヤウヨーっ」
とのけぞり、孝雄の両腿においた手に力が入り、爪を立ててしまいます。
赤く膨れたいやらしい陰唇が濡れて光り、剥けた陰核が擦られて居るのです。
孝雄が更に私の両足を持ち上げ拡げると、
「しっかり見るんだ」とお尻を大きく上げ下げさせるので、
周囲を憚る心配が一層興奮を募らせて、頭の中で何かが弾け、
「もうだめーっ、いってーぇ、一緒にいってーぇ!」
「芙美子!ふみーこーっ・・・」と二人は同時に気を遣ります。
ぐったりしてソファに横たわる私の陰唇から流れるものをティッシュで拭いてくれた、
彼の手がそこから離れず、優しく触り続けるとき、又気が行くのでした。
そんな時間が取れるといってもゆはり周囲をきにしないで思うさま乱れたい
欲望が突き上げて、せめて一夜一緒に居たいと孝雄におねだりしました。
彼は思いがけなく一泊の旅行に誘って呉れました。新しい旅行用のバッグを買い、三日も
前から、部屋に色々広げ、どれを穿き、どれを持って行こうかと嬉しい迷いに夢中でした。
どうせ崩れた裸を晒すにしても、少しでも美しく見せたい女心です。
車中の時間が惜しいからと、二時間以内の所をと彼に頼み、決めて貰った
余り有名ではない海沿いの宿に着いたとき、
「今夜は眠らせないよ」と言う彼に、「いゃーん」と甘え、
"妻”と書かれた宿帳を胸に刻んで居ました。
露天風呂を二人だけの時間借りにして貰って、夕陽がきらめく波間を行く
小さな漁船の姿に見とれて、この夜を生涯忘れる事は無いだろうと思いました。
岩に凭れた孝雄に縋り、乳房を弄られながら彼のモノに手をのばし、
「大きくしてあげようか?」と聞くと、「夜の楽しみに・・・」と腰を引きますが、
自分は私の陰唇をくじり、陰核を擦るものですから、もう燃え上がってしまい、
孝雄が入れた指を挟んだ儘彼に跨り、首筋に抱きついてお尻を揺すりますと、
お湯に負けない熱いお汁が膣に溢れて来ます。
「お願い、一寸だけ入れて・・・」
恥も外聞も無く、私は岩に手を突き大きいといわれるお尻を彼に突き出しせがみました。
孝雄は岩と私の隙間に頭を入れ、両手で陰唇を一杯に広げ陰核を嘗め回しますから
堪りません。「あぁーん」私は彼の髪を掻き毟り、思い切り口に押し付けて遣りました。
「美味しい・・・、芙美子の匂いだ」グジュグジュとわざと音を立てて吸われ、
「してーぇ!入れてーぇ」と腰を振るうち、「いくーっ!いっちゃうよー」と気を遣ってしまい、
ぐったりした私を膝に横たえた孝雄は大きく口を開け、乳房をまるごと咥えて扱くように
吸い込みます。「ああーっ」それに弱い私が、また声を上げますと、彼は掌で陰部を
包み込むようにして揉みながら「またお乳大きく成ったんじゃないか?」と耳元に囁きます。
仕返しに彼のモノを握り捻る様にしてあげますと、それは大きくなっていました。
「立って・・・」最初の時、お風呂で立たされた恥ずかしさを思い出して孝雄の腕を引くと、
私は膝立ちになり、彼を立たせました。
若くないのですから天を突くと言う訳にはいきませんが殆ど水平に伸びた陰茎が
目の前にあります。根元を片手で押さえ一方で皮を一杯引き下げてやりますと、
赤黒い亀頭を口をすぼめて含み頭を前後させますと、
「うぅーん」と一層腰を突き出しました。
陰茎のくびれのところを口で絞り、
頭のところへ引くときは少し開ける様にすると
飴玉をしゃぶっているような感じですが、「男」そのものですから、
やはり私自身も興奮してきてとうとう孝雄のお尻を抱え、
喉につかえるまで咥えてしまいました。
下に下がっているお玉が邪魔に成りますので、
片手でそっと掴み、締めたり緩めたりしてあげますと彼は、
「いいよー」と喜び私の頭を掴んで動きを強めますから、
勢いがついて喉の奥を突かれた時は苦しくて涙が出ました。
「舌を絡めて呉れ」と孝雄が言います頃には口の中は唾だらけ、
流石に首がだるくなって、「手で出してあげる」と言いました。
岩に腰を下ろさせて私はしゃがみ、
亀頭を咥えて左手でお玉の根元を握り右手で茎を握ります。
孝雄は心地良さそうに後ろに手をついて腰を突き出します。
私も良くなって来て彼の脛に陰唇を擦りつけ居ました。
「芙美子・・・いくよ・・・」頭を押し退けようとする彼に首を振り、
「いってぇ、お口に頂戴」
と見上げ右手の指で一層激しく扱きますと孝雄は快感に顔をかしめ、
私の名を呼びながら髪を掴み、「うーっ」と身震いして吐精しますので、
噎せながら飲み込んであげます。
「よかった?」と聞くと、「堪らなかったよ」と言う言葉が嬉しく胸が熱くなりました。
お湯から上がり石鹸を手に塗り、向き合ったままお互いの体を擦ります。
彼が脚を開かせて陰唇を拡げ、熱めのシャワーを注いだ時は思わず「ばあかーっ」
と言ってしまいましたが、お尻を触って呉れなかったのは少し不満でした。
- 2014/09/02(火) 14:59:55|
- 離婚歴のある女
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