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別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

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内緒にしてや。其の七

~誰にも言うたらあかんえ~
内緒にしてや7-1
私はコンドームを付けたペニスを撫で、膣口を上下にニ、三度なぞって、
ゆっくり挿入しましたが、この瞬間はいつも興奮して顔に血が上るような気がします。

大した抵抗感も無くズルッと一気に奥まで入り、富子さんは上半身をズリ上げて、
「固い、固い」と喘ぎます。
私は改めて、「固い」と言うことは悪い事ではないなと良い気分でした。

富子さんは息を吸いながら、フッフッフッフッと声を出し、
私はリズミカルに出し入れしましたら、富子さんがニ、三度絶頂を感じて
体を硬直させ膣がぐっと締まりやっと射精しました。

富子さんは其の侭動かなくなりましたので、私はコンドームを外しましたが、
使った後のコンドームはベチャッとして、自分の物とはいえ、
気持ち良いものではありません。
男がコンドームを嫌がるのも無理は無いとつくづく思いました。

やっと富子さんが目を開いて私に微笑みましたら、その魅力でまたまた勃起して、
富子さんはニコッと笑って新しいコンドームを手に取り、
「私が付けてやる」と言って慣れた手付きでペニスに装着しました。

私は折角のお誘いだからと、またまたま張り切って、前戯を丹念に施してから
おもむろに挿入して、ピストンを十五分ほど励んでから射精しました。
その間も富子さんは何度絶頂を感じて叫び声を上げ続けて居りました。

その後、二人で再び浴室に行きましたが、経験から判っていましたので、
コンドームを持って行きました。

最初は立位で、最後はワンワンスタイルでした。
私は、バックは好きではないのですが、如何言う訳かお風呂だと
後ろからに成るのが不思議でした。


内緒にしてや7-2
富子さんも他の人と重なっても良いからずっと逢って欲しいと言いましたが、
知子さんの怒りが判っていましたので、断わるしかありませんでした。

富子さんとも一ヶ月に三回逢いましたが次はバツイチの一恵さんか、
未亡人の五月さんでしたが、一恵さんは其の頃再婚話が持ち上がっていて、
変な噂になったら厭だと言うことで辞退し、五月さんも「五十過ぎて今更若い大学生に
皺くちゃな体を見せとうない」と辞退しました。

結局、知子さん、竹子さん、富子さんと、付き合う羽目になったのですが、
しかし三人とも家庭の主婦ですから、都合良く会える訳も無く、
最初のルールは無視されて、都合をつけた人が勝ちと言う具合で、
週に二回程度月に八回から九回、一人当たり月に三回がバランス良く定着して、
私が大学を卒業するまで三人との関係は続きました。

私は大学に入ると直ぐクルマの免許を取り中古の小型セダンを買って居ましたので、
女性には京都駅から二つ三つ電車で来てもらい、其処から奈良や大津、
高槻辺りのラブホテルで密会を重ねていました。

逢い引きの為のお金は全部私が負担していましたが、
三人とも関係が濃密に成るに従って、
「お小遣い、あげようか」と言う様になりましたが、
私は謹んで拝辞いたしました。皆さん普通の主婦です、
決して裕福な有閑マダムではありません、
家庭を壊す様な金の使い方は、して欲しくないのです。
ホテル代やガソリン代などは風俗に行ったと思えば安いものです。

それこそ時間を気にせず、体に痕跡の残らない程度のソフトSMにも
応じてくれるおばさん達です。三人とも私の母親の様な年齢ですが、
私と逢って居る時は、本当に小娘の様に甘えて、ベッドでは私が完全に
リードしていました。
内緒にしてや7-3
それに「駅のトイレで着替えて来た」と言っては、黒のTバックとか、
乳房や、局所の処が切り抜かれたプレイ用の下着とかを、
競うように着用して来ては私を奮い立たせます。
若い女性が穿くような派手な下着を着けるようになり、
「これ似合うかな。派手なこと無いかな」と聞いたりします。

皆と付き合い始めて一年(知子さんは二年)も過ぎると、
痩せギスだった竹子さんも見違えるようにふくよかに成り、
乳房も局所も別人の様に豊かさを増し、魅力的な体になりました。

富子さんもスッカリ打ち解けて、三人の中では一番の「床上手」振りを
発揮していました。ラブホテルの帰りのクルマの中でも
「オメコとオッパイ、くじって」とパンテイを脱ぎ、ブラジャーを上にずらして、
私の愛撫をせがみます。

知子さんは、慣れ過ぎたせいか新鮮味に欠けて少々鼻につく事がありますが、
「ラブホテルでお金使うのはもったてない」と言ってトイレや屋外での
セックスをねだる癖がついてしまった様で、多分に露出癖があるようです。

この三人との付き合いは、私が大学四年生になって、東京での就職を
考えるようになったのと、父親の仕事で京都から離れる事に成り、
全て終了しました。

それに三人とも家庭が大事で、セックス以外にも夫婦には大切な絆がある、
「いつまでも遣ってられることやない。亭主にばれんうちに止めるべきやな」
と納得していました。

今から考えても、十七歳の初体験から性欲については常に満たされて、
本当に恵まれていたと思います。
ただ、その当時はガキとはいえ節操のない、優越感肥大の本当に厭な
男だったと反省もしています。

関係した全員とお金の面倒や、憎しみ合って別れた事が無かったのは、
只運が良かっただけなのでしょう。
END
  1. 2012/10/26(金) 05:17:07|
  2. 人妻の性欲
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