◇スワップの決まった夜
山川ご夫妻とのスワップが決まった夜。家内は不機嫌に成ってしまいました。
表面上は普通にしているのですが、食器を洗っている横顔など、
ほっぺたが他人行儀のようにツンとしていて、とっつきにくいのです。
「嫌なのか?嫌ならやめてもいいんだぞ、どうする?」
子供たちが自室に引っ込んでから、私は家内に聞きました。
スワップは一週間後です。やめるなら十分に間に合います。
「別に、嫌というわけじゃ・・・」
相変わらず他人行儀の表情で、家内は見たくも無いテレビを見ています。
そうです。嫌と言う訳では無いのです。なぜなら、山川ご夫妻とのスワップは、
家内も望んだ事ですし、何度も検討を加えての事なのですから。
山川ご夫妻とは交際誌で知り合ったのですが、写真と手紙で知り得た限りでは、
お二人とも知的で、温かそうな人柄でもあり、素敵なご夫妻です。
杉並に住んでいて、ご主人が四十四歳、奥様が四十ちょうどです。
因みに私は四十八歳、家内は四十三歳です。
年齢から言えば私達が上ですが、スワップは始めて。
山川ご夫妻はもう何年も前からエンジョイしているらしく、
私達のほうがリードしてもらう立場なのでした。
あんまり年上じゃ嫌だなあ、と言っていた家内も、
山川氏が自分より一つ年上という事で、
フィーリングが合いそうだと、喜んでいたのです。
手紙を三度やり取りして、そしてその日、
私が直接お宅に電話して、正式に決めたのでした。
「なら、予定通り、いいんだな?」
私がそう言うと、家内は、否定しないものの、
顔を強張らせて、ウンともスンとも無いのでした。
「まあ、今日結論を出さなくちゃ成らんというわけでもない。
明日か明後日でも遅いってことはないんだから」
私は家内に寝るように促し、一人先に布団に入りました。
でも、家内はなかなか心の決断というのか、収まりがつかなかったようで、
布団に入って来たのは、私が一度ウトウトして、それからハッと目をさました時でした。
たぶん小一時間は経っていたと思います。
もう子供たちは眠っている時間だったので、私は家内の心を和らげる意味でもと、
隣の布団に入っていきました。家内は私に背をむけていました。
部屋は暗くして有ったので、表情は分からなかったのですが、おそらく目をパッチリあけながら、
それでいてもう眠ってる振りをするというような、そんな状態だったと思います。
私は何も言わずに、家内の肩から向こう側に手を回し、パジャマの上から乳房を揉みました。
もう結婚二十年と言う事もあるので、無言で愛撫を始めることは普通のことで、
家内のヨガリ声は別として、それ以外は最後まで無言のまま営みを終えると言うのも、
珍しいことではありません。言うなれば中年夫婦のマンネリセックスと言うわけで、
そもそもスワップとかを考えるようになったのも、マンネリ打破、折角の人生なんだから、
新しい快楽を求めて・・・と言う事だったのです。
私は、ハッとしました。もうさっきから押し黙って他人のような顔をしていた家内が、
乳首を尖らせているのです。
(こいつめ、ヤッパリ・・・)私はとても嬉しくなりました。
家内もシタイ盛りの四十三、自分より一つ上と言う好男子の山川氏と、
公認のSEXができると言うことで、表とは裏腹、体はもう燃えていたのです。
其の時私は家内の事がすごく愛おしくなって、左手を首の下から回して、
プロレス技みたいにして抱きすくめ、上側の、右の乳房を揉みしだきました。
「あん、ダメ・・・」私の手を強く押さえ、家内が動きを制しました。
乳首を立たせているのに、家内の手は本当に強くて、
本気になって拒んでるようにも思えました。何か、家内が意地になってる感じがしたので、
つい私も意地になって、パジャマのボタンを外すと、強引に手を差し込みました。
「ああん、ダメェ」と、家内が身をよじって拒みます。
しかし、私がプロレスみたいにして抱きしめているので、結局私の勝ちで、
私は右の乳房をつかみ出し、やわやわした大好きな乳房を揉みたてながら、
布団を跳ね除け、乳首を口に含みました。
「あっ・・・はあ・・・」
と、そこにはシタイ盛りの女、それでなくても乳首を立たせていたので、
家内はあっけないくらい簡単に感じて、早くも声なんか出しています。
家内がそんなに成っているのは一週間後のスワップが原因なので、
当然私も色白で愛くるしい顔立ちの山川夫人のことが頭に浮かび、
スワップ前哨戦というのか、すこぶる興奮しました。
私は家内の胸をすっかりむき出し、右の乳首を甘咬みしながら、
左の乳房を揉みしだきました。
「はっ、はあ・・・あ、ううん・・・」
家内が、何時にないエキサイトぶりを示しています。
二十年もシテきているので、家内が女の襞の奥をしとどに濡らしているだろうことは、
分かりました。私は乳房を愛撫していた右手を下に滑らせ、
パジャマのズボンの中、そしてショーツのなかに忍ばせました。
「イヤッ!」と、またしても家内の強い抵抗です。
「嫌?何が」私は、緊張と興奮で自制が効かなくなっているような家内の
心を和らげてやろうと、恋人みたいに優しく言いました。
家内は身を硬くしたまま、黙っています。私は指を進めました。
長年慣れ親しんだ、柔らかくて程よい濃さの恥毛を掻き分け、
指を伸ばすと、家内も私も大好きなクリトリスがあります。
案の定勃っていました。私はコリコリと、中指の腹で割れ目を転がしました。
「んっ!はあっ!」
家内がグイグイ、恥骨をせり上げました。
「勃ってるね、クリちゃん」
私は胸から顔を上げ、頬ずりしました。
一週間後は山川氏にヨガラセられる家内のことが、
心から愛おしく思えたのです。
家内はそれにも何とも答えず、ただハァハァ喘いでいます。
そんな家内の頭の中に、自分の事を刺し貫いて激しくピストンしている
山川氏の姿があるような気がして、一抹の嫉妬を覚えました。
(なら、おれはおれで・・・」
私は家内の肉体を借りて山川夫人の恥部を弄くっている事をイメージしながら、
指を奥に進めました。
- 2012/10/13(土) 09:39:29|
- 夫婦交換
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