2ntブログ
PV UU 現在の閲覧者数:

別冊・詩と小説で描く「愛の世界」

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

淪落主婦。其の三

◇初めてのアクメ◇
淪落主婦3-1
岸はベッドに私を押し倒すと、問答無用でスカートを捲り上げ、
シームレスストッキングとショーッを一緒くたに引きずり降ろしました。そして、
「これはこれは!上の顔も美人だが、下の顔も中々のもんだ」
と、赤々と明かりの灯った部屋で私の太腿を大きく割り拡げたのです。
これはもう、文字通り顔から火の出る羞恥でした。

見ず知らずの男と初めてベッドを共にしたばかりか、
恥ずかしい処をモロに見られてしまったのですから、
(ああ、穴があったら入りたいとはこのことだわっ)
私は両の手で顔を覆いながら、焼け爛れるような羞恥に身を揉んでいたのです。

岸の視線が湿った柔肉を抉り、もう居たたまれませんでした。
「い、いやっ、み、見ないでっ。そんなに見ないでエっ」
身を左右に捩じり哀願の悲鳴を上げつつ、私は自分が倒錯の境地に追い込まれて
ゆくのを感じていました。見て欲しくないというのは飽くまでも建て前の気持ちで、
本当は死ぬほど恥ずかしいけど奥の奥まで覗いて欲しい・・・。それが、本心でした。

真夏の太陽のような視線でワレメを照射され、私の性感はぐんぐん昂ぶってゆきました。
平素、夫との夫婦生活では感じる事の出来ない、焼け付くような昂奮でした。
「あっ、あふうううっ」
しかし、それはまだまだ快感の序曲にしか過ぎなかったのです。
次の瞬間、目から火花がパチッと飛びました。。
岸の指が、真一文字に膣口を貫いていたのです。

「うううううーっ、あっ、あはっ、ど、どうしましょう、私、どうしましょうっ」
私は、酷く取り乱していました。快感の源泉を直接的に責め込まれ、
完全に我を失ってしまったのです。
岸は指を何本か束にして、スボズボと抜き差しし始めました。

「素晴らしい!素晴らしい濡れ具合ですよ、淑子さん。
 あなたは、ひと一倍感度がいいのかな。
 それとも、余りご亭主に可愛がってもらっていないのかな。
 どちらにしろ、あなたはかなり好きな方ですな。もう、手首までびしょびしょですよ」
「ああっ、そ、そんなことおっしゃらないでぇ、私、私、もう、もうっ・・・」

羞恥と快感は背中合わせ、羞恥が倍増すれば快感もそれに比例するものなのです。
岸が卑猥な台詞を吐き、愛撫の指に力を込めれば込めるほどに、
(あっあっあっ、こ、こんなの初めてっ。こんな気持ちいいの、生まれて初めてよオ!)

快感は恐ろしいくらいに膨れ上がり、私をとめどなく惑乱させました。
夫との性生活では味わう事の出来なかった強力な愉悦に、
私はカルチャーショックを覚えていたのです。



淪落主婦3-2
(こっ、これが、女の悦びなの?じゃあ、いままで夫とやってきたことは一体何!?)
当然の疑問が、頭をもたげてきました。けれども、その直後、
「あっ、うひーっ、きもちいいーっ」もう、何も考えられなくなってしまいました。
岸が指を引き抜き、ワレメに吸い付いてきたからです。
魂がカラダをすり抜け、天空に飛び出したかと思うようなショックでした。

息も止まるような過激さでもって、岸は柔肉を吸いたててきました。
有無をも言わせぬ強引な愛撫でした。
私は、その力強い愛撫に骨の髄まで酔い痴れました。

(思えば、夫は一度もこんなことをして呉れた事はなかったわ。
 いつも、ちょこっと触って、すぐ挿入するだけ。毎回毎回、同じ事の繰り返し。
 そればかりか最近では回数までめっきり減ってきて、月に一回あれば良い方。
 ああ、何という違いなのかしら!)
目から鱗、とはこのことでした。
(セックスとは、本来こう言うものだったのではないかしら。
 夫との交わりは本当はセックスではなくて、
 単なる肉体と肉体の接触に過ぎなかったのではないかしら。
 私、知らなかった。すごく損をしていた気分だわっ)

真の歓びに目覚めてしまった瞬間でした。この覚醒が吉と出るか凶と出るかは、
この時はまだ判りませんでした。判っていたのはただ、岸が素晴らしいテクニシャンだと
言う事のみでした。私は、峰の繰り出す魔法のごとき歓喜に溺れきっていました。

「あっあっ、あふーっ、ス、ステキっ、蕩けそうだわっ」
敏感な肉豆を巧みな舌さばきで転がされるともう、私は受け身一方で居る事はが
出来ませんでした。素直に快楽の言葉が口をついて出、全身で歓びを表現せずには
いられなかったのです。愉悦は肉体の隅々にまで波及し、性感はもはや飽和状態でした。

「ぼちぼち頃合かな。僕の辛抱も、もう限界ですよ」
岸は私の切羽詰まった状況を見計らったように、ワレメから顔をあげました。
そして、いよいよその体勢に入ったのです。期待感と背徳感に、押し潰されてしまいそうでした。
「ほーら、僕のもこんなになってるよ。もう、腹にくっつきそうだよ!」
と、岸はいかにも誇らしげに勃起を振りかざし、私に覆い被さってきました。

勃起は、大きさと言い、長さと言い、反り返りの具合と言い、ゴッゴッした立派な
松の枝ぶりそっくりでした。確かに、岸の股間はかなり上物のようでした。
淪落主婦3-3
「あっ、はうっ、つううううーっ・・・」
私の足を肩に担ぎ上げるや否や、岸は鋭い一撃を胎内深くにお見舞いしたのです。
それはそれは、ものすごい破壊力に富んでいました。私は岸の勃起を受け容れた途端、
カラダが粉々に砕け散ったような錯覚に貫かれていたのです。
(ああっ、何て凄まじいの!恥ずかしいところの肉が焼け蕩けるようよっ)

忽ち、私は無我の境地に追い込まれてゆきました。
もはや、この圧倒的な快感以外の事は何も考えられませんでした。
私は、この現実離れした恍惚感の虜でした。

これこそがセックスなのだ、と思いました。愛撫の段階でも目から鱗の状態でしたが、
猛々しい肉棒を迎え入れて、その実感がますます強いものになったのです。
(これが、本当の女の歓びなんだわ!ああ、何て素晴らしいの、女に生まれてよかった!)

私は、ただ感涙に咽ぶばかりでした。岸のピストンが愈々荒々しく熾烈になる中、
肉の快楽と共に女としての目覚めがせめぎ寄せてきたのです。
「淑子さんのカラダは、実に具合がいい。これほど、しっくりくる女性は初めてだ!」
柔肉を巻き込み抉り込む動きに、私は長く耐える事ができませんでした。
夫のあっさりした律動に慣らされているだけに、ねっちりと熟練した岸の手管の前には
ひとたまりもありませんでした。瞬く間に、私は絶叫の危機に晒されました。

「あひーっ、ダ、ダメぇぇ、も、もうイク、堕ちてくーっ」
その瞬間、高い所から真っ逆さまに堕ちてゆく幻想が生まれました。
ひときは深い胎奥のどん詰まりに肉頭を突き込まれて、意識が真っ白く弾けたのです。
これほどの大悦楽を、かって私は体験したことはがありませんでした。
絶頂らしい絶頂も知らなかった女が、
失神寸前に追い込まれるようなアクメを貪ってしまったのです。

私にしてみれば青天の霹靂、衝撃的な出来事で、そう簡単に忘れられるわけがありません。
「ねえ、また会える?」
情事のあと、私の方から岸の連絡先を訊いてしまいました。
岸は余裕たっぷりで頷き、
「もちろん。僕は何の足かせもない、気侭な身分だからね」
「ほんと?嬉しいっ」
喜々として岸にすがりついた私の胸中には、後悔も罪悪感の欠片もありませんでした。
  1. 2012/10/09(火) 16:32:29|
  2. 熟年夫婦の色々
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<淪落主婦。其の二 | ホーム | 淪落主婦。其の四>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://ayamegusa260.blog.2nt.com/tb.php/343-2beacaaf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)