親から貰った土地に建てた古い家は短大を卒業した娘には、
子供部屋では狭すぎると言う事で、敷地には余裕が有ったので、
建て増しをする事に成った。
私の所属するゴルフ場でよく合う建築業者が建て増しなら安くしてくれると
言って居たのを思い出して連絡を取ってみた。
その建築屋の野村秀雄と私は出身地も全く違うし、仕事でも接点はなく、
二人とも好きな時にふらっと一人でクラブに行くので、組んでプレイをすることが
何度か有ったと言うだけの関係だったが、昼食の時ビールを奢ったり、
奢られたりする仲になると互いの生活の一部も判り始めた。
当時私は四十六歳で野崎も同じ歳だと判った。会社役員とは言え、
サラリーマンの私よりは遥かに金廻りが良く余裕の有る生活をしていた。
設計の段階から、見積もり、着工と顔を合わせる事が多くなり、
自然と友達付き合いに変って行った。
社員二十人程度の野崎工務店の経理は彼の妻の絹子が取り仕切っていて、
私の妻久美子と同じ歳だと言って居た。
久美子とはタイプが違い、チョツト男っぽい、さっぱりした女であった。
夫婦とも同じ歳同士と言う事で、双方とも何となく馬が合うというのか、
短期間に仲良しに成って町のスナックへ夫婦で繰り出す事も増えた。
十坪ばかりの増築の上棟の夜、建て増しの場合は、
所謂「上棟式」はしないのだそうだが、
野崎と現場主任の二人に一杯飲んでもらい、夕食を出した。
未だ暑さの残る季節だった。主任は帰り、娘は別室で寝てしまった後だった。
三人ともかなり飲んでいた。スナックやバーだと帰宅する為の緊張もあり、
歌を歌ったり、ダンスをしたりしてアルコールを発散出来るが、
自宅だとつい深酒し酔ってしまうものである。
『野崎さん、今夜は泊まっていきなよ。クルマ運転出来る状態じゃないだろう』
「いやぁ、俺は帰るよ。二人に当てられるのは嫌だからね」
私は何時も心の底で考えて居た、よからぬ事を実行する気に成っていた。
『三人でザコ寝しょうぜ。久美子。ここに布団を敷け。風邪を引く事はねえからな』
八畳の和室に二枚の布団を並べて敷き、シャワーを浴びて野崎と私は先に寝ていたが、
シャワーから出た久美子は自分のベッドへ行って寝ていた。
私は酔ってふらふらになりながら、嫌がる久美子を八畳に引っ張ってきた。
彼女もかなり酔っていたので、それほどの抵抗はしなかった。
灯りを消した真っ暗な部屋で、久美子を真ん中に寝かせたのだ。
「憧れの奥さんの隣じゃ眠れねえよ」野崎がボソボソ言っている。
私は酔ってグニャグニャになっている久美子の背中を野崎の方へ押してやった。
彼女は態度で拒否していたが口では何も言わない。
闇の中で野崎が久美子の身体を抱き寄せるような気配があり、
少し抵抗するらしい動きが感じられた。
彼が久美子に抱きついたらしく、しばらく揉み合った後、チュッとキスの音がして、
久美子の手が私に助けを求めるかの様に延びて来た。
その手を握り、あやす様に野崎の方へ押し戻してやった。
酔いで頭の中が混乱していた。
妻が直ぐ傍で他の男に絡みつかれ、亭主に気兼ねしながら、
乳房や下腹部に執拗に迫る刺激で揉みくちゃに成って居るのだ。
平常では考えられないくらい興奮して勃起していた。
口を吸う音がピチャピチャと続き、久美子も私の了解があり、
背中を野崎の方に押され続けて居るので、
仕方なしという形で野崎の愛撫を抵抗せず受け入れ始めていた。
彼女の寝間着は捲り上げられ、パンティもむしり取られた様子がわかった。
彼女の身体のうねりや尻を上げる仕種で、二人の身体がどう成って居るのか、
はっきり目で見ているように私には判った。
キスで口を塞がれ、苦しそうに悶え、乳房やオマンコに野崎の手が忙しく
動いて居る内に久美子の動きは、男を受け入れる態勢に変って行くのだった。
「ふうん、ふうん、うう、うう、・・・」
野崎は久美子の上になり、ゆっくりと猥褻な動きで腰を使い始めた。
暗さに慣れて二人の重なり合いが見えていた。
久美子の裸の腕は彼の背中を抱え、汗ばんだ肌の擦れ合う音がし始め、
魔羅の摩擦する音が私の僅か一メートルのところで、
グチャグチャ、ピチャピチャとリズミカルに打っていた。
久美子はかなり感じてお汁を出しているようであった。
私は片手を延ばし片方の乳房を握り、硬くなっている乳首を刺激していた。
「ううっ。くくっ・・・」
野崎の呻き声が緊迫して来て終りが近づいたのが判った。
間も無く野崎はピクンピクンと身体を揺らし射精して果て、
同時に久美子もああっ、と小さい声を出してイッタのを知らせた。
ごろんと布団に音を立てて、野崎は久美子の向こう側に転がって離れた。
- 2012/08/25(土) 19:31:13|
- 夫婦交換
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