◇妻の行動報告書
私の体内に異様な程の興奮と欲情が駆け回り、猛り狂うペニスを陰門に突き入れた。
普段は湿り気の少ない陰門で、亀頭に唾を塗って挿入するのに、その時の陰門は
バターを溶かしたように滑らかであった。サネも硬く充血している。
燃えるような粘膜に気がいきそうになり、妻の腰を抱き寄せた。
全身が震える歓喜の中で一滴残さず射精した。
妻のアクメも激しいもので、膣壁をうごめかせて精液を吸引していた。
「愛しているよ」と何年ぶりかの言葉を妻の耳に囁いた。
「貴方、ごめんなさい」の言葉は心の中で聞いた。
妻を抱いた夜から3日後、男からの電話が盗聴テープに録音されていた。
「この前は・・・どうなった?」「ええ、気が付かなかったみたい」
「よかった。君のことが心配で仕事も手につかなかったよ」「ほんと慌てたわね」
「なにもなかったの?」「あの人、私を求めてきたの」「えっ?」
「拒んだけど、やはり夫婦なんだし・・・」「セックスしたのか?」
「ええ、アソコ、触られちゃって・・・貴方が匂ったけど・・・気が付かなかったみたい」
「ご主人、鼻が悪いの?」「そんなことないと思うけど・・・でもビクビクものだったわ」
二人の会話を聞いていて思わずニヤついてしまった。
「早く会いたいな」「ええ、わたしも」「明後日はどう?」「身体の都合があるから・・・来週なら」
どうやら妻は生理が始まるらしかった。
「OK、じゃあ来週の木曜日」「ねぇ、昼間がいいな・・・少し心配だし」
「よし、11時にいつもの所で」
デートの約束が成立して電話は切れた。木曜日と判ったので、其の日職場を抜け出して
興信所へ行った。
興信所の応接間で、依頼事項の書類に「妻の浮気」をマルで囲んだ。
二人がデートした木曜日から数日後、勤務先の机の上に大きな封筒が置かれてあった。
急いで封を切り、まず妻の行動報告書を読み始めた。
尾行報告
①日時 ○月○日AM11時頃 場所 ○○デパート東側裏、車両に乗車
同封のカラー写真には銀色のベンツに乗り込む妻が写っていた。
②日時 同日 11時30分 場所 箱根 ○○ホテル レストラン
③日時 同日 PM1時05分 場所 同所 移動
④日時 同日 PM1時45分 場所 御殿場市 モーテル○○○ 入室
これも写真があった。少しブレてはいたが車のナンバーもはっきり判った。
⑤日時 同日 PM3時50分 場所同所出室
写真には車内に居る二人の顔がはっきりと写っていた。
⑥日時 同日 PM4時25分 場所 スーパー○○ 下車
妻が自宅からでて行く姿、そして帰宅する姿も日時入りの写真に撮ってあった。
妻が普段使用しないメガネを掛けているのが可笑しかった。
男の氏名、年齢、職業、年収、学歴、経歴、趣味が書かれ、男の妻、子供達まで
調べ上げられている。どこで入手したのか家族の写真も添付されていた。
男は私より一つ年上で年収は私と略同じ、趣味の一つに水泳とあり、それが妻との接点だろう。
男の妻に興味が湧いた。年齢は私の妻より四つ若い。
都内のお嬢さん学校を卒業、趣味はスキーとある。写真で見る限りなかなかの美形である
興信所に調査を依頼したのは、妻に証拠を突きつける為ではない。
妻の相手を知っておきたかったのだ。
妻が不倫している事実に、私は奇妙な興奮すら感じていたのだから。
興信所の写真を見ているうちに、私は覗き穴から二人の写真を撮ってみたくなった。
若い頃に買い求めたカメラはシャッター音が大きいので、小型で静かなタイプを探し、
広角レンズと一緒に15万円で購入した。
妻が買物で留守の時、天井裏に這い上がりテストしてみると、
おおむね満足する結果を得た。後はチャンスを待つばかり。
しかし、盗聴テープに男からの連絡はなく、妻からの電話も男が留守であった。
妻がイライラする以上に、私も落着かない。そして約一ヶ月後、男から連絡が入った。
「どうしてらっしゃったの、私、心配で心配で・・・」
妻の声は怒っていた。
「ごめん、急にアメリカへ行く仕事が出来てしまって」
「そうだったの、お身体でも悪くされたのかと心配したのよ」
「会いたいな、都合の良い日を連絡してくれ、
最近、女房が会社へ来るから携帯電話に掛けてくれ」
男がナンバーを言ったので私もメモした。後日、何かの役に立つと思ったのだ。
私は其の夜、妻に日曜日の午後から札幌への出張を告げた。
- 2012/08/24(金) 16:15:44|
- 夫婦交換
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